夏の終わりに

 

 

母の胎内から

オギャーと生れ落ちたとき

何時間かの命が与えられて

死に向かって

この世を生きていく・・・命

だから

生きるとは

与えられた時間を削っていくこと

 

 

死は

遺されたものが

その死を引き受け

抱えていくこと

抱えることの

哀しみ

苦しみ

狼狽

そして

よく生き切ったねと

死者に語りかける

生者の中で死者は

たとえ口は聴けなくとも

生者の思い出の中で

かろうじて生きていける