日 記

nagare

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薄茶色のノートを開くと

そこには、在りし日の母が息づいていた

行を追おうごとに

日記の中の母は今の私そのものであり

そして・・遠い少女の日の私が目を貫いてきた。

その時、遠くに雷鳴が聞こえた.

母の文字にも,雷鳴があった。

 

  亡き母の日記読み終え眠る夜の

       遠く折々雷鳴の聞こえ

sirohana

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠い遠いあの日、病室のベツドの中から左手を伸ばし

「行かないで」母は、そう言った。

「来週くるから」と振り切るように病室を出たワタシ。

一週間後

窓辺を指差し、母は「おかあちゃんがきた」・・・と言った

その翌日、母は76歳で逝ってしまった。

 

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今日

押し入れの片づけをしていたら、

引き出しの中から、大学ノート十数冊の母の日記が出てきたの

しばらく読んでなかったな。

母が逝ったあと、毎日毎日母の日記を読んだっけ。

逢いたくて 会いたくて 遇いたくて

どれほど母の日記を読んだことだろう

寂しくなると日記を読んだワタシ。

 

開いたら、母の笑う顔。泣いてる顔。寂しげな顔。怒る顔…。

久しぶりに出会えた母・・・。

母が逝った年にあと数年で近づく。

元気で乗り越えて長生きしなければ・・・(#^.^#)

久しぶりに母に逢えて凄い嬉しい、

萎んだ心も大きく大きく膨らんだ。

「かあちゃん見守っててね」

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