古い日記

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      雨の中紫陽花ホロホロ咲き乱れ

 

弟から電話があった。いろいろと片付けているんだよと

昔の物、母ちゃんや父ちゃんや、28歳で亡くなった兄の物やら

如何したらよいか。「いらなーーい」とすぐに捨てられないという

姉と弟と私の三人で、

在りし日をしのびながら処分したいのだという

我がやへ集まって写真やら本やらお菓子屋のビラとか布の看板とか。

捨てがたいけれど処分処分。

すると、弟が汚い箱を持ち出した。

箱は薄黒くなっていて『花王石鹸」と右から左へと書かれていた。

すごーーい( ゚Д゚) ゛「何この箱は」?(#^.^#)

母の女学校時代のお手紙とか・・・。

色々なモノが入っていた

黒ずんで今にも壊れそうな箱。

母の宝物の箱だったのだろうな、

私が生まれ育ったあの家の何処にこの箱は眠っていたのだろう

多分、今はもうない生家のあの8畳のあの部屋の

あの富山の薬の箱などあったあの棚の奥かもしれない。

母はきっと、いつか私たちがこの箱を開けて

「ええーーー母ちゃん凄ーーーい」と

言わせたかったのだろうな

戯好きの母らしい。

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20歳の時の日記帳は、1月1日から12月31日まで

流麗な文字で書き連ねていた。

表紙は薄黒くページをめくると破けそうで・・・。

日記の中で、20歳の母は、

笑ったり怒ったり悲しんだり嘆いたりしていて

その時々の母の感情が手に取るように伝わってきた。

お裁縫の事とか、お友達とケンカしたこととか

眠いとか、かったるいとか寝坊したとか、バスに乗って楽しかったとか、

素直で可愛い優しい若い若い母が居た。

これは、私がしばらく預かってワタシが処分すると言い

今、手元にある。

私の傍に若い若い母がしばらくいる。