あの夜は・・・

 

やっと、少し・・体調がもどってきたみたいだなあ。

あの 9月20日の 心臓の苦しさは 何だったのだろう。

苦しかった。 めちゃくちゃ苦しかった。 意識が 遠のいていきそうで、

心臓が パクパクパクパク 激しい鼓動を 体中に響かせてしまって、

人間 死ぬときは、意識が薄れて・・・・・。

スーーーット  こんなふうに 逝ってしまうのだろうか。

そんなことを あの時 考えていた

体を少し動かすと、心臓が 余計に激しく 鼓動していく。

ジッと 海老みたいに・・・。

縮こまって・・・いた。

体中が 心臓になってしまったようだった。 「苦しいの」 と 言っても、

夫さんは、オロオロするだけ。

左手で 搾ったタオルを 額に載せて くれたけれど、

絞りきれないタオルから

水滴が滴り落ちて・・・

なんか  苦しさとか 切なさとか 寂しさが 

ない交ぜに なってしまって。

久しぶりに 自分のための 涙を流してしまった。

息子も帰宅していなくて。

「 どうしよう・・苦しいなあ・・なんなんだろう・・これは 」 

そっと、じっと、激しい鼓動が 収まることを 祈って・・・。

ただ、ただ、激しい鼓動と戦っていた・・・あの夜。

 

翌日・・・・。

何かを抱え込まないでねって。主治医は言った。、

安静にしてなさい とも言った。

北海道は 行かないほうが いいよとも言った

抱え込んでしまうのが、人間なんじゃないかな。

性格を変えろって いわれたみたいだった。

前向きに前向きにって・・・少しあせって考えていたみたい。

そんなふうに しなくても、私らしく、何かを抱え込んで  

生きて行っても いいじゃんないかな。

 

前向きに 出来る日もあれば、出来ない日だってあるものさ。

《 あかるく、まえむきに 後ろを見て 悔やまない 》・・・でもね。

そんなふうに 出来ないときは 出来ないで いいのよね。

ただね、想ったのは、これから こんな風になったときに、

夫サンを頼れないことが よ〜〜〜〜く 分かったの。

だからね、ここに書いて もう一度 自分を 見つめてみたかった。

 

2001.10.12