義母さんが 外泊で帰ってきて

 

大晦日の午後 施設に入っている 義母さんを迎えに行ったの。

一昨年の夏 右大腿部頚部骨折をしてね・・・・。

寝たきり状態から 車イス そして 歩行器までに 

回復して来た義母さん。

 

そんな 頑張りやの義母さんを お正月を家でと思って 

迎えに行ったのです。

義母さんは、荷物をまとめて 直ぐ出れるように 

仕度して待っていました、

そして・・・お部屋の人に 廊下にいる人に にこにこと 

笑いながら言ったのです。

「私ね 迎えにきてくれたから ちょッと行ってくるね」って。

言われた おばあさんたちは

「そうよかったね 迎えにきてくれたんだ」

見回して・・・気がついた 入所している人の数が少なかった。

迎えにきてくれた人たちは 帰れたのですね。我が家へ・・・。

 

一年半ぶりに 自分のベッドに横になった義母さんは 

大きく息を吸い込んで

「ああ〜いいなあ 家はやっぱりいい」って 

ふ〜と息を吐き出しながら言ってました。

年越し蕎麦を食べながら 煮込みうどんばかりだから 

とても美味しいとツルツル おそばを 天ぷらを 食べて、

昆布巻きも 煮しめも 美味しいと言って食べた。

今まで。私の料理を 「美味しい」なんて

言ったことなかったのにね

気の強かった 義母さんが 初めて自分を 折って 

私にへりくだって・・

そして「ありがとう」って 今まで言ったことのない言葉が

次から次へ義母さんの口から飛び出てきた。

そしたらね、

なんかね・・・とてもね・・切なくなってしまった。

今までどおり 威張っていればいいのにって 

弱腰になった義母さんが とても切なくて・・・。

自らに置き換えたら こんなふうに できるだろうかと思った。

 

そして さっき 降り出した雪を見て 義母さんが言いました。

「私・・。帰るわ 送ってってくれる?」

「えっ もう行くの」

「うんもう帰る 雪も降ってきたし 帰れなくなったら大変だ」

「分かった じゃ行こうか」

 

義母さんを施設へ送って 帰宅した時に 

義母さんと私の言葉の違いに気がついたのです。

 

義母さんは 病院へ帰ると 言った。

私は 行こうと言った。

義母さんの帰るところは 本当はこの家なのに。

病院へ帰ると言わせてしまう自分がとても いやだった。

何故引き取れないのだろう。

 

 

お正月早々 チヨビット 落ち込んだ まあちゃです。

まあ・・色々諸事情があるから 仕方ないね。

 

2002.01.02