あれ?、ない・・どうしよう

 

 

10時からの会議へ行こうと、慌てて仕度を始めた・・・・

黒のセーターを着て、鏡の前に座って。。首筋から手をさし込み

ネックレスを引き出そうとしたら・・・・。

何も触れない「あれ・・・」首一回り指でなぞっても、

何もない・・「ええーーー」

 

周りを見ても、足元見ても、ナイナイナイナイ。

いつからなくなっていたのか、

いつ滑り落ちてしまったのか、

大事な大事なヘッドのついた、ネックレス。

10年前に、願いをこめて買ったネックレス。

誕生月の《すずらん》と、

守護の梵字が刻まれたヘッドの付いたネックレス。

確か・・昨日は肌に触れていたのに、一体何処へ。

そんなに簡単に、外れるはずはないのに、

お風呂場・台所・ベッドの中。

家中這いずり回って、探したけれどない。

この梵字と、誕生月の花が、身を守ってくれるといわれて、

随分高かったけれど、悪いことばかり続いていたので、

買ったネックレスなのに・・・。

病院の検査以外は、外した事がなかったのに。

どういう弾みで、肌から離れていってしまったのか、

「おーーーいどこにいるのう」って言ったって、

どうしようもないけれど、

「どこにいるのう」を繰り返してしまう。

「あーーーあどうしよう」

一体何処にいるのだろう。

もしも外で落としてしまったのなら、

誰かの手の中にあるのだろうか。

それとも、拾った人は

「誰のか分からないと気味悪い」って言って、

ゴミ箱へ捨ててしまっただろうか、

せめて・・・捨てないで・・

身に付けなくてもいいから、何処かへ

置いておいて欲しいな。

 

でも・・・戻ってきて欲しい。

首筋かやけに寂しいよ。

 

2002.02.19