病 院 で

 

目の腫れは、サンリユウシュということだった。

モノモライの一種らしい。

 

体力をつけるために、11Fから遥か彼方の別館に在る

売店まで行ってみたけれど、なんとも、足のふらつくこと、

フワフワ歩いているみたいだったの。

こわいなあ・・・手すりはないし、あぁ来るんじゃなかったと

思いながらも、どうにか、歩き続けて・・・・。

いつもなら、ぴょんぴょん飛び回っている廊下も、

ノッタラノッタラ、なんとも歯がゆい動き。

たった20センチ弱切っただけなのに、全身麻酔って

こんなにも体力を消耗してしまうのね。

年のせいもあるのかなあ。

部屋に戻ってベッドにゴロッ・・・

こんな・・・あぁ〜疲れたあの日もあったわ。

 

数日後、一人のおばあさんに出会った、

腰が曲がって、エッチラオッチラ歩いているの。

お見舞いに頂いたヒマワリの花を整理していたら、

そのおばあさんが言いました。

「お花を頂いても、水が変えられなくて、枯れていくのを見ていたんだよね」

「そうだっんですか、私も、枯れては可哀相って、ここまできたのよ」

「そうなんだよ、お花はもらっても、いいような悪いようなだね」

「ひまわりって、明るい方へ向くのね、このひまわりさんは

蛍光灯目指して伸びているのよネ。面白いよね」

すると・・おばあさんは

「そうかい・・私もじいちゃんが待っているから、明るい方へ向いていくかね」

「お互い待っている人がいると頑張れるね」

 

80を過ぎているだろうと思われるおばあさんと

そんな会話を交わしたのです。

【じいちゃんが、待っているから】・・・の言葉が、

妙に耳に残っているのよね。

あの、おばあちゃん・もう退院したかな?

 

私の12日間の入院は

ただただ、眠っていたように思えるの。

よくもこんなに眠れるものと思うくらい

眠っていました。

食べては寝・・食べては寝の

【三食昼寝つき】の生活。

だから、1.5キロ太って還ってきたのです。

友達が言ったのよ。

「ただじゃかえってこなかったね」って。

この体重いつまでもつのかしら・・・。

2002.05.17