雨の日に猫チャンが

 

雨の朝、医大へお薬を受け取りに行った

その帰り道のこと・・・。

まあちゃの運転する、新車の愛称プラちゃんは快適に走行。

プラちゃんの前には、プラちゃんと同じ色のT社の車。

その前には、大きなダンプカー。

50キロくらいで走行していたのかな  ?

右前方に薄茶のネコチャンがダンプの横に急に姿を現した

あっ猫・・・・ダンプの左へ目を走らせたけれど、

あっ出てこない いない  一瞬のことだった。

直ぐ前の車が、右へハンドルを切った。

あっ、轢かれてしまったんだ!!

 

目の前には・・・・真っ赤に血に染まった・・ネコちゃんが・・・。

一瞬にして、命を絶たれた 形を留めないネコちゃんがいた。

まあちゃも右へ切った。

前方から大型の車・・急いで左へ

ネコチャンが轢かれてしまった。

初めてみた光景だったのです。

こんな、雨の日に、何故、トコトコ出てきたのだろう。

家の中に、ヌクヌクといれば、

こんな目に遭わなかったのに・・・

ネコは、止りも、引き返えしもしないというけれど、本当だった。

以前、まあちゃは思っていたのです。

もし、轢かれる場面に出くわしたら、

轢かれたネコチャンを片付けてあげるんだ・・そう思っていたの。

なのに、まあちゃは、ドンドン、ネコチャンから遠ざかってしまった。

私は何故止らなかったのだろう。

ブレーキを踏もうともしなかった。

そんな自分に無性にに腹が立ったの。

あの真っ赤な血は、シトシト降る雨で、洗い流されていくのだろう。

そして・・・

飼い主の悲しみはどんなだろうか。

誰が、あの骸を片付けるのだろう。

後、何秒かまあちゃが早く走行していたら・・・・

やはり・・・轢いてしまったのだろうか!!

そして思い出したのです。

 

教習所の講師が言っていました。

車の多い道で・・・ネコや犬が目の前に出てきたら

構わずに轢いてしまいなさい・・・

何故か?・・・後続車が次々とぶつかる。

怪我人が出ます。

悪いときは、人間が命を絶ったり、深い疵を負ったりする。

それを思えば、犬や猫には、死んでもらうのです・・・そう言いました。

そんなあ・・・とそのとき思ったのです。

今日、もし、あのダンプが急ブレーキを踏んでいたら

どうなっていたのでしょうね。

次々と車が追突したかもしれません。

 

あのネコチャンは、どうしたのでしょうね。

あの姿が・・脳裏から離れません。

辛い雨の日です。

 

2002.06.13