一回転

 

洗濯物を干してから、ビニール袋をカサコソ出していたら、

愛犬のパータは、一目散に玄関へ行って、

伏せの仕草でまあちゃを待っているのです。

ビニール袋を出すと散歩へいけるって知っているのよね

だから、カメラを持って、綱を持って、丘を登っていたの。

細い細い道を登りながら、

ススキをパシャリ、白いお花をパシャリ・・。

そのたびにパータは、お座りして・・・

いればいいのだけれど、

綱を緩めたとたんに、走り出していってしまうのです。

空があまりに綺麗で、吸い込まれそうに真っ青だから

『ああ・・綺麗な空、きもちいいなあ〜』・・・・って

大きく深呼吸してしまったわ。

そしてね・・・・右手に杉山が近づいた時に、

杉の緑と空の蒼が、あまりに綺麗だったので、

細い道に、かがみこみながら

もうチョット下から、もうチョット・・・

なんて想いながら、態勢を徐々に下げて行ったの、

パシャ・・・・小気味よい音がして、シャッターが切れた !!

立ち上がろうとした、その瞬間、

左足がぐらついた・・・。

『あっまずい、落ちる』・・・・・右足で踏ん張ろうとしたけれど。

踏襲力の無いまあちゃの右足は、

踏ん張ってくれなくて、

カメラを持ったまま、二メートルくらいのところを

転がり落ちてしまったのです。

スローモーション・・

まさにスローモーションだっわ。。

空が、ユルリと回って、一回転半、二回転。

体が止まって、見上げたら、

上の道にパータが、まあちゃを見下ろしていた。

カメラは、確り抱え込んで、いたので、

かすり傷ひとつ無い。

まあちゃの手の甲と、腕の内側は、

葉っぱで切られて擦り傷だらけ。

パータは知らん振り、

薄情モノめ、なんていいながら、

ニメートルをよじ登ったのです。

こんな時でも、誰か見ていなかったかなって、

キョロキョロするのよね

ふぁ〜〜本当にドジよねえ。

道幅を考えて、行動すればよいものを。

けれど、何処も痛くしなかったわ。

でも、正直、あーー怖かったあ・・・・・。

あのね、今見たら、

左の腕の内側が

カブレたように。。真っ赤なの・・

今夜のお風呂は、傷がしみるだろうなあ。

あ〜〜あ。

写真が、その杉山です。

 

2002.10.17