夕日

 

湖の夕日を撮りたくて、「行ってくるねえ」と

四時前に家を出たのね。

夕日に向かって、西へ西へ・・・眩しいなあ。

川沿いの道を、ビュンビュン走った。

そう、まあちゃにしては、珍しくスピード出していたわ。

何をこんなに急ぐのだろう。

怖い道だったはずなのに。

かなりのスピードで走ってしまって。

早く真っ赤な夕日に会いたい。

ただそれだけだったのね。

クネクネ曲がっていて、細くって、

それなのに・・・ビュンビュン。

途中、ダンプのお兄ちゃんに怒られた・・。

待避所で待っていなかったから・・

ぶあ〜〜んと鳴らされてしまって・・・

バカヤロウって言ったかもしれないね。

 

それでも、ビュンビュンガンガン・・・

妙に、ハンドルが軽くさばけてしまって、

快適走行ルンルンルンだったのよ。

分岐点を有間ダム方向へ左折するのだけれど、

「有間ダム」を「ユウカンマダム」と読んだ人が

居たことを思い出してしまった、

ちょっと見だと「有閑マダム」に見えてしまうかもしれないね。

 

左側にはお風呂が楽しめる

「さわらびの湯」という共同浴場?? があるのだけれど、

まあちやは一度も入ったことが無いの。

「さわらびの湯」を過ぎると、勾配がきつくなるのね。

ここを昇りきれば・・でも、やな予感がした。

太陽がさしていない・・・「えっそんな」

ダムの堤防に車を乗り入れたら・・・

太陽は左側の山の向こう・・どう待っても、湖には、

太陽は映らない・・・ああ・・・季節が違った。

今の季節は、もうひとつの湖のほうだった・・・

堤防には、一台の車があるだけ・・・

夕闇の迫ってきた山の湖は、ひっそりと静まり返っていたわ。

CDの音量を上げて、

ウエイアの「ノスタルジア」を聴きながら

ぼんやり、名栗湖を眺めていたの。

そして思った・・・・・。

わたしって・・・やっぱりドジだな・・・って。