財 布

 

数日前のこと・・・息子が言ったのね。

「僕の話を聴いて泣かないでよね」というのよ。

「なに?」って言ったら。「あっやっぱりいいや」って言うから、

「言いかけたことは、言ってちょうだいね」・・・。

そしたら・・・。

「じつは・・・財布を落としたんだよ」

「えっまあ。。いくら入ってたの」

「うん・・まあ・・数枚は入っていた」

「数枚って、あの〜10000円札?」

「うん・・・・そう・・・・」

「あのね、あのね・・泣く何処じゃないわ口がふさがらないよ」

と言って、まあちゃは大きく口を開けたままの顔してやったのね。

カート゜会社・銀行へと、いろいろ手配はしたようだけれど。。

オッチョコチョイよね。まったく。

 

そして、昨日、息子から

「財布が届けられたと警察から連絡があったので

行って来てください。お願いします」と

珍しく敬語で電話があったのよ。

だから、まあちやは警察へ行ったのです。

警察の会計の窓口で

「すみません、ダイスケの母ですが、お財布を取りに伺いました」

と言ったとたん・・

「母ですが」・・・・こんな言葉久しぶりに使ったな。。

もう、何年も言ったことがなかった言葉だったので、

妙にうれしくなってしまって。。

「母ですが・・・」いい言葉だな・いい響きだな(^^♪って想ったのね。

 

財布・・確かに、息子のお財布なのだけれど、係りの方が、

「間違いないですよね、じゃこれが、ノコサレテイタお金です」

そう言って、パラパラパラと出されたのは、一円玉・・7枚。

「まあ、7円残っていたのですか、じゃ、これここへ入れていきます」

と募金箱へ入れようとしたら・・

「それは息子さんのお金です。持って帰ってくださいね・・・」って

言われてしまった。

そうか、7円でも息子の財産は、母である、まあちゃでも、

勝手にできないのよね。

拾った人は、抜き取るなら全部抜き取ればいいのにね。

そして、

お財布を拾って、届けてくださったのは、隣市の12歳の男の子だった。

お金が7円でも、落とした人のことを想って、警察へ届けてくれた。

最初に拾った人は、【儲けた儲けた】とほくそえんで、

お札を数枚抜き取って、お財布だけをポイしたのよね。

この違いはなんなのだろうね。

お金がなくて、その日の暮らしにも困っている人に

拾われたと想いたいな。

夜、12歳の男の子にお礼の電話をしたのです。

「大事なお財布が戻ってきて嬉しいですありがとうございます」・・・と。

そして、息子に言いました。。

お財布をクビからぶら下げておけばって。。(^^♪

 

 

2003.03.14