七夕

 

明日は七夕よね。

彦星と織姫の年に一度の逢瀬の日だわ。

一年に一度でも、

好きな人に会えるなんて、いいねえ・・・(#^.^#)

 

まあちゃの生まれた家では、

毎年、旧暦の8月7日に

お隣から竹を一本いただいて、

皆で、飾ったわ。

赤や緑の細長い紙の

右端1pくらいの所にハサミを入れて

上1pくらい残した短冊を母がいっぱい作ってくれた・・

好きなこと、お願いごと書きな・・

そういって母がわたしてくれた。

顔や手を墨で汚しながら、筆で、かいたっけな。

天の川・彦星・織姫・まあちゃ・かあちゃん・とうちゃん・

おりこうさんになりますように・オヨメサン。

兄たちは、算数100点なんて確か、書いていたな・・・。

そのうち、書くことがなくなってしまって、

兄たちが、パンツ一枚で書いていたから・・・

パンツって書いてしまった。

「あっまあちゃはパンツなんて書いてるゾウ」

なんて、兄たちに笑われた・・・・。

赤や黄色や緑の折り紙をたたんで、切れ目を

交互に入れて作った「アミ」とか。

四角くたたんで、自由に切れ目を入れると

不思議な形の穴がいっぱい出来たっけ。

 

七夕飾りを竹の葉につるしていく・・・

まるで花を咲かせるように、丁寧に

吊るしていったわ。

まあちゃの書いた

赤い紙の「パンツ」も竹の枝に吊るされて、

夏空で、ヒラヒラしていたのをなぜか、

はっきり覚えているのよね

ナンデ・・・パンツなんて書いたんだろう・・・・・。

女の子なのにネ。

 

七夕が終わると・・・

七夕飾りを川へ流すために 

ヨイショヨイショ引っ張って 行ったのよね。

一度でいいから、竹の太い所を持って、

引っ張りたかったのに、

まあちゃは、いつも

竹の先っぽの細い所をチョット

持たされただけだったの、

兄たちに

女だから、細い所でいいんだようって、言われてしまって、

一度だって持たされた事なかったわ。

一度でいいから、先頭で

引っ張ってみたかった・・・・。

大きな川へボッシャーーーンっと、投げ入れて、

流すのだけれど、見えなくなるまで、

背伸びしたり

岩に登ったり

七夕飾りを見送っていたのよね

 

あのころは、

どこの家でも、川へ流していたわ。

竹の緑と、色とりどりの折り紙が、

プカリプカリ、浮きつ沈みつ

川を流れていったのね。

それが、とても綺麗だった。

【この川は  天の川まで  通じているんだな】

そんなこと、本気で思っていた、7歳のまあちゃでした。

いったい・・・あの七夕飾りは、

下流でどうなっていたのだろうね。

 

 

 

2003.07.06