コンサート

 

(チッョト長くて・・・<m(__)m>)

 

ある日、

こんな歌手がいるとパンダさんが、教えてくれました。

以前にも、書いたかもしれないけれど、

その名は・・・中村ブンさん。

『心打つ歌です。 聴くと泣けてしまうんです。』

そんな言葉に、心、動かされてCD を買ったのは、去年の春のこと。

詩がとても綺麗で・・・「あっいい歌だな」そう思ったのね。

その中で繰り替えし聴いていた歌があったのよ。

 

「ふりむくな哀」

たとえこの道がどんなに辛くても

後ろをふりむいたら もう歩き出せない

たとえ涙が どんなにこぼれても

それが哀しみを 流してくれればいい

そう思わないか そう思わないか

だから逃げ出さずに だからあきらめず

愛しているなら 信じることだろう

信じているなら 愛し続けることだろう。

 

まあちゃは、初めてCDを手にした日

風に揺れる小枝の葉を見ながら、

この歌を聴いていたのね。

繰り返し聴いているうちに、なんか、ブンさんに

諭されているような気がしてきて

涙こぼしながら、思わず

「そうだよね、」なんて、

つぶやいてしまったのです。

 

先日、

「中村ブンちゃん一座泣き笑いコンサート」があります

お出かけください・・・・・と

ブンさんの事務所からお手紙が届いたのね。

だから、

20日の夜、新宿まで、左手さんと行ってみたのです。

小さなホールだったけれど、多くのブンさんファンが集っていたわ。

その中に、パンダさんのご家族もいらしていて、

左手さんは直立不動で、ニコニコと

「こんばんは」と挨拶したのね。(^^♪

 

あまり、コンサートには、お出かけしたことがないのだけれど、

やはり、生で聴くと、ズンズンズンズンって

胸に響いてくるものがありますよね。

生で聴くということは、いいなぁと思いながら、

トークと歌の三時間にどっぷりと浸ってしまったのです。

やっぱり、ブンさんが「ふりむくな哀」を歌ったときは・・

涙と鼻水が出てしまったわ。

 

そしてね、

初めて楽器が哭く・・・・

そう・・・・楽器も哭くのだということを

まあちゃは感じたのです。

それは

ブンさんの親友で、ベースマンの N氏が7月に急逝され

ブンさんは悲しみの時間を過ごしていたようでした。

逝った人を恋しがって、

悲しみに浸ってばかりいてはいけない

「粋な別れ」をしなければ・・・

そう、ブンさんは思い始めたのだそうです。

 

「皆さんも、どなたかを思い描いてこれから、演奏する

テナーサックスの『粋な別れ』を聴いてください」と言ったわ。

そして

キラリと光るテナーサックスを抱えて

N氏と親交のあったサトー弘行さんが

「粋な別れ」を演奏したのです。

 

まあちゃは、二年前に56歳で逝った親友を思い浮かべ

目を瞑って、じっと聴きいっていたら

テナーサックスが、

むせび泣いているのです。

すすり泣くように・・・。

そして、最後のほうは哭くように。

あぁ・・・サックスが哭いている・・・。

不思議と涙はこぼれなかったわ。

でも確かに、

テナーサックスは 「ナイテイタノデス」

 

テナーサックスの音色が消えたときに

ブンさんが静かに言ったのね。

「楽器もナクノデスヨ」・・・って。

まあちゃは、ブンさんとと同じ想いを抱けたこがとても嬉しかった。

心を込め、思いを込めて奏すると楽器も哭くのですね。

 

18時過ぎから始まった「泣き笑いコンサート」も

21時に終ったけれど、

立ち上がり出口へ向かうファンの目には

涙の後があったわ・・・。

 

いい時間を持てたな。

来てよかったな・・・そう思いながら。

まあちゃと左手さんも、都会の夜へ歩き出しました。

 

今日は長くてごめんね。

ここまで読んでくれてありがとね。<m(__)m>

 

2003.10.22