悲話

 

急に髪を切りたくなって、美容院へ行ったのね。

もっともっと伸ばしてみたかったけれど、

いろいろなことが、つつけざまにおきてしまったから、

ユラユラ揺れる髪を切ってみれば

サッパリするかなって思って、美容院へ行ったわ。

「ばっさりサッパリ切ってください短く短く切ってください」って

言おうと思ったのだけれど・・・・・・・。

口から出た言葉は、、

「ほんのチョット3センチ切ってください」って言ってしまったのね。

やっぱり、刈り上げるほど短くはできないなあって思ったの。

 

髪を切ってもらいながら、家族の病気の話になって。。

一日の夜、息子が苦しみだして、医大の救急外来へ

行った事をことを話したのね、

「痛がるのを見ているのはとてもつらいよね」・・・って。

あの夜は、お刺身食べたけれど、

もうお刺身は食べたくないわ・・・

食あたりしたわけじゃないけれど、

お刺身食べると、息子が痛がって苦しんだこと

思い出してしまうものね。

と言ったら。

そういえば、以前、ここへこられた方で、

焼肉が食べられないそうですよ、

焼肉を食べようとした夜に、

貧血気味の高校生の息子さんが、

「ゆっくり焼き肉を食べたいから先にお風呂へ入ってくるよ」

とお風呂へ入ったとか・・・

待っても待ってもなかなか出てこない・・・・。

遅いなあ遅いなあと思いながら

出てくるのを待っていた・・・

あまりに遅いので、お風呂場を覗いたら、

バスタブの中で貧血を起こしたらしくて

気がついたときは、もうすでに溺死していたとか。

だから、もう二度と焼肉は食べられない・・・・

そう言っていたという。

 

食べ物が

悲しい思い出に、楽しい思い出に、

辛い思い出に 寂しい思い出に

繋がっていくことって多いよね。

でも、この焼肉の思いでは辛すぎるね。

 

元旦の夜、医大でいろいろと検査して脅かされたけれど、

命に別状なかっただけ・・・よかったのだと思ったのです。

健康が一番だよね。

今年も無理せずに、頑張らないことを頑張って

体を大事にしていこうね・・・・。

 

 

2003.01.09