薔薇風呂

 

数日前、なんとなく、気だるくて・・・・。

のんびりと何処かに、行きたいなあ〜。

ひがな青い海を見ていたいなあ〜なんて想いながら、

旅の雑誌を見ていたら、

お部屋に露天風呂がついているホテルがあったのね。

露天風呂には、バラが浮いていたわ。

「あ〜きれい、こんなバラの中に浸って、海を見たら、最高だろうなあ」

・・・・と、誰にいうわけではなく、言ってしまったのね。

大浴場が苦手なまあちゃは、

すぐにでも飛んで行きたい気分だった。

 

この頃ね、独り言を声に出して言ってしまうのよね。

これっておかしいのかな?

 

まあちゃの誕生日の夕方・・・ピンポーーンが鳴った。

大きな車のエンジン音が聞こえるから、宅急便かな?

でも、何にも頼んでないけど、「なんだろ」そう思いつつも、

手にしっかり印鑑を握ってでたら

「まあちゃさん宛ですう」と大きな箱がドッカと

おかれたのね、差出人は・・・息子ちゃんだった。

「あっ、誕生日のプレゼントかな?」

きっと、アイデアは彼女かも知れない・・・そんな気がしたのよね。

【なんだろう】と思いつつ開けてみたら。

 

 

いつもありがとう・・・・母の日

お誕生日おめでとう・・・誕生日

・・・・とメッセージがついていたわ。

大きな籠の中に薔薇の花がぎっしりとあったのよ。

それも、葉っぱも茎もなくて、お花だけが・・・・。

 

お誕生日だから、お料理しますと言って、

台所に立っていた彼女がいいました。

「ふふふ(^^♪薔薇風呂をどうぞ」って。

まあちゃは籠の中へ鼻を突っ込んでクンクンクンクン・・・(^^♪ヽ(^o^)丿

「あ〜いい匂〜い。ありがとう。嬉しいなあ〜バラがいっぱいだわ、ありがとうね〜」

【薔薇風呂いいな】の独り言を聞いてたわけではないのに、

以心伝心ってこのことを言うのかしらねぇ。

お風呂にお湯を入れて・・・・・、

薔薇をひとつづつ数えながら入れてみたのね。

薔薇の花は全部で108個あったのよ。

これって煩悩をフリハラエってことなのかなぁ。

そして、まあちゃは、

左手さんを差し置いて、お先にドボンしてしまいました。

生まれてはじめて、薔薇いっぱいのお風呂へ入ったのです(*^^)v

 

 

 

薔薇の香りいっぱいのなかへ浸っていたら

疲れがじわ〜じわ〜じわ〜って

薔薇中へ流れでて行ったわ。

 

嬉しくて、心遣いが嬉しくて

チョビットだけ・・・・・涙がでてしまったのよね。

 

あのね、なんかね。

最近、いいことばかり続くので。。

なんか、怖いのよね

そんなこと、あなたにもあるでしょ。

 

このまま・・・このまま・・・そっとそっと

何事もなく過ぎてほしい。

 

2004.05.13