ニョロ

 

とても、キライなものがあるのね。

それは、ニョロ ニョロと 歩く あの長いからだの・・・へび。

どうしても怖くて、姿がチョット見えただけで、

体が縮んでしまうのよね。

今日、見かけてしまったの・・・怖かった!!

でも、声を飲み込んで、

タダタダ行き過ぎて行ってくれるのを待っていたわ。

声を出したら、

あのニョロは、殺されてしまうかもしれないとおもったの。

 

二年前、車庫の傍に黒い紐があったのね。

また、あんなところへ紐をおきっぱなしにして・・・・。

そう思って、近づこうとしたら、

ニョロッと、動いた ! !。

思わず、もすごい声で、

「キャーーーーー」って、言ってしまったのよね。

そしたら、お隣のお兄ちゃんが「どうしたあ」って、

飛んできたわ。

だから、黒い紐に指先を向けて、

「へっへっへっび」って言ったの。

「あぁでけえなあ」って言いながら、先の尖った農具を持ってきて、

「エイッ」と、ニョロの頭めがけて、打ち下ろしてしまった。

一発で、見事に、当たってしまった。

外れればよかったのに・・・見事に頭に当たって、

ニョロは、本当に一本の紐になってしまって、動かなくなってしまった。

車庫のコンクリの上には、ニョロの血が少しだけついていたわ。

命を絶たれたニョロを隣のお兄ちゃんは、川へ投げ捨てたのよね。

バシャーーン・・・って音がして、

ニョロの姿は、完全にまあちゃの前から消えた !!

それからが、とても嫌な気持ちになって、

大嫌いなニョロなのに、

子供の所へ行こうとしていたのかな?

妻のところへ行こうとしていたのかな?

1人暮らしだったのかな?

・・・なんて、妙に気になってしまったのよね。

大きな声を出さなければ、殺されずにすんだのに、

申し訳ない事をしたとおもって、

お線香をあげて「ごめんね」って言ったのね。

 

だから、

今日見かけたけれど、口を押さえて、声を飲み込んで、

ジットしていました。

あの、草むらへは、しばらくは近づけません。

そう・・秋になるまでは、近づけません(^_^)

 

2004.07.16