こんどはこれですか?

 

15日の日曜日は、とても振り回されたのよ

わが家の急病人を乗せ、赤色灯をクルクルまわして走る

ピーポーピーポーの後を追ったのです。

信号では必ず止まってくださいって、救急隊の人に言われたわ。

一人ぼっちの運転は心細かったけれど、

慎重に運転して、信号では必ず止まって、

救急車の為に道を開けてくれる多くの車に、

声にならない声で、忙しいのに、止まってくれてありがとうと

お礼を言って、心の中で手を合わせたわ。

あの日の医大は、実に遠かったよ。

 

発作を起こした急病人は、とりあえずの処置をして、

4時間後帰宅したのよね。

ふう〜っと安堵の息をこぼしていたら、

電話が 嫌に けたたましく鳴ったのね。

嫌な予感・・・・(T_T)

義母さんの施設から

「ハルさんが、よだれをたらして左が麻痺したようなので、

救急車で病院へ搬送しますので、病院のほうへ・・・・・」??。

「えっ、なんで、どして」 頭が一瞬真っ白。

「T 病院で一日8000円のお部屋ですがいいですか?」

「えっ、8000円」

ハイオネガイシマス・・・とすぐに言えない

鬼のようなまあちゃが居ました。

「仕方ないです。お願いします」そう言って、病院へ向かったわ。

運転しながらも、またまた世話を焼かせて・・・・。

貴女は何処まで、私に苦労をかければ気が済むのよ。

そう、つぶやいているまあちゃが居るのです。

鬼みたいですよねえ。

病院で会った義母さんは、まあちゃの手を右手でシッカリ握って

「ゴメンネ、こんなになって、死ねば言いと思っているだろうね」

そう言ったわ。

そして、大粒の涙をポロポロこぼしたのよね。

息子の左手さんの・・yukioが倒れた時だって泣かなかったのに、

その人がオイオイポロポロ泣いているのです。

30数年一緒に居たけれど、はじめてみた義母さんの涙でした。

だから、手をシッカリ握って、義母さんの目を確りみて、

唇を横に引いて優しい笑顔で、

「なに言ってるのよ、100まで生きるのでしょ」って言ったのね。

さっきまでの、気持ちは何処かへ吹っ飛んで、

「どうにかしなくちゃ」・・・・・そう思えてきたのね。

涙って、凄い力を持っているのよね。

 

急病人は、いつまた発作を起こすか、分からない。

義母さんの回復がどうなっていくのかもわからない。

安定した時間が数年過ぎていたのに・・・なんでなの(T_T)

 

病院を出て、夜更けの暗い駐車場の車に乗り込んで、

ふう〜〜って息を吐き出して・・・・・。

夜空へ向かって言ったわ。

「神様、今度の試練はこれですか?」

「受けてたちますよ。へこたれませんよ」

「少しも楽にしてくれないアナタをうらみません」

・・・・そう言ったわ。

「こんどはこれですか」

「こんどはこれですか」

そう言いながら、夜の街へ車を出したのです。

トリアエズガンバラナクチャ・・・・ネッ(*^^)v

 

2004.08.19