財 布

 

不思議なのよね

何で、今頃、見つかったんだろう。

二ヶ月近くも経つのに・・・・さ。

あのね、実はね、

息子が千葉の病院へ入院して、

手術をしたと、以前、伝えたでしょ。

あの頃は、義母の様態も悪くて、

まあちゃは日々、心がしずまる日がなくて

オタオタしていたわ。

なのに、

追い討ちをかけるようなことがあったの。

手術前の深夜、

携帯が鳴って、息子の声で、

「財布が無くなった盗まれたかもしれない」

・・・・・と電話があったのね。

直ぐに、カードストップの電話を

真夜中だったけれど、あちこちへしたわ。

「心配しないで、打つべきことはするから、シッカリ寝るのよ」と

息子に言ったの。

それまでは、手術のことが、

とても不安で、不安で、仕方なかった。

執るべき腫瘍は、

とても悪戯をする腫瘍だったから、とても不安だったのよね。

でもね

お財布を盗まれた・・・と聴いたら

その不安が「ストン」と落ちて行ったわ。

「あっ手術は大丈夫、きっと成功する」そう思ったのね。

十数万のお金が身代わりしたとは思わないけれど、

大事なものを持っていかれた・・・・・・。

だから、もっと大事なものは大丈夫。

なんてね、こじつけて、そう思い込んだのよね。

そして、手術は無事成功した。

 

お財布は、病室周りの何処にも見たあらなかった。

なのに

二ヶ月近くも経った昨日、

病院から電話があったのね。

「お財布が見つかりました」って、

「えっ何処に在ったのですか?」

「それが、入院されていた病室の一階したの

病室のロッカーに落ちていたのを

掃除の女性がみつけまして・・・」

「????」だったわ。

病室のロッカーだったらもっと早くに

見つかっていいのになあ〜って思ったのね。

詳しく聞こうと思ったけれど。。

迷惑をかけてしまっていたのだから。

「あっそうですか」って引き下がったわ。

不思議だわ。ホント不思議・・・・(^^)

どうして、今まで、見つからなかったんだろうね。

そのお財布が、今日、書留で届いたのよ。

お財布を手にして、しげしげと眺めて

「いったいアナタは誰の手の中にいたの?」って

聴いてみたけれど・・・応えてくれなかった。

 

誰かが・・シメシメ得したぞ !! と

ほくそ笑んでいたかもしれないし、

誰かが・・此れで何日か食べていけるわ。

そう思ったかもしれないなって思ったのよね。

お財布には一円玉さえなかったわ。

はあ〜不思議よねえ。

何で今頃。出てきたんだろうね。

でも、

あの時、不安が「ストン」と落ちていったことには

感謝しているわ。

ほんと・・オッチョコ親子でしょ(*^。^*)

 

2005.01.14