雨の送別

 

昨日から雨が降り続いて

今日は冷たい雨の一日だったわ。

フロントガラスに雨が叩きつける中をK市へと

納骨のために4台の車を走らせたのね。

義母は、宗教を大事に思い自分だけの墓地を

購入していたので、そこへの埋葬だったわ。

分骨を頑なに拒否していた義母。

「死んでからは貴女の世話にはならない」といっていた義母

分骨を強く拒否した義母はまあちゃの手元から離れて行く。

それでいいのだ・・・・と。

今、自分に言い聞かせているのね。

宗教に関してだけは、義母の意に添うことは出来なかった。

まあちゃは、先祖代々埋葬されている墓地を守って行く。

それでいいのだと思う。

二つの墓地の管理なんてとても出来ないものね。

幸い、義弟が深く信仰しているので。。

義弟に任せて行くしかないのだろうと思う。

36年間一緒にいたのにね。

宗教が絡むとこんな別れもあるのよね

でも、お骨がなくとも、問いかけることも出来るし

祈ることも出来る・・・そうだよね。

 

ドシャブリの中、石蓋が開けられ、

骨壷を納骨室へ納めるとき

差し掛ける傘に冷たい雨が叩きつけ、

強い風に濡れた髪が頬にピタリとくっついて、

足元も肩もずぶ濡れ、なんて凄い雨なのだろう。

再び石蓋がかぶせられ、義母の骨壷は見えなくなった。

その石蓋に雨足がピョンピョンと踊っていたわ、

なんでこんなに降るのだろう。

「涙雨じゃないよね」と

雨空を見上げて、義母に問いかけてしまったわ。

 

帰宅して、仏壇の前に正座し、

義母の大事にしていた「ご本尊様」を

ジットみていたわ。

「ハルちゃんゴメンね、此れはお返しするから」と

小さな声で伝えたの。

なんか、スッキリしたような

なんか、切ないような

妙な気分です。

 

2005.01.16