想い

 

鉛色の空から銀色の雨が落ちてくる

暗い空と風

この、どんよりとした空の上は

晴れているのだろうに

雨の中で、生き生きと咲いているのは。

紫陽花だけ・・・。

湿った空気が

ワタシにまとわりついてくる

ワタシのもっとも苦手な季節

心の中まで

鉛色になりそうだ

けれど

何かが

ワタシの中で弾けて行った

鉛色の上の青空を

じっと見つめているワタシがいる

少しだけ

ほほを緩めているワタシがいる

「求めない」

そんな言葉に出会って

いままで、

力身

体を強張せ、肩に力 をいれ

『言葉』『会話』に

あまりにも固執していたなと・・・。

 

雨の中

一羽だけ電線に止まっている鳥がいる

あの鳥も、必死に生きているんだな

「ガンバッテルネ」

そんな語りかけをしたら

心の底の方を 

ふっと温かいものが

流れていったようだった。

 

2007.07.03