9月10日

 

今朝、5時半に目覚めたわ。

不思議と、9月10日は5時半に目覚めてしまうのよね

あの日から16年の月日が流れた。

16年前の今日の明け方、夫は倒れたのよね。

ドサッという夫の倒れる音で目覚めて・・・・。

救急車で病院へ担ぎ込まれ

「もう、歩けません、話せません。右手も全廃」

そう告げられた・・・。

そして、それから、戦いが始まったわ。

今は、杖無しで歩けるけれど、右手はやはり丸まったまま・・・。

言葉も会話には程遠く、単語がいくつか繋がるのみ。

こうなっちゃったものは仕方ない。

そうなのよね、なってしまったものは受け入れるしかない。

なのに、

でもね。だけどね。倒れなかったら・・・の言葉を繰り返しながら

ここまできてしまったわ。

時々ね、狂おしいほどに、夫とぺらぺらぺらぺらと

話したくなるのよね(^^♪

これを、人は、ないものねだりっていうのよね。

「えっとあの・○×△◇」 今日もこんな会話をしていたわ(^^♪

でもね、人って、過去を振り返ることも大事よね

恨めしげに楽しい過去を振り返るのではなくて

あんな日々よりも、今は良いとか

あんなに苦労したから今があるとか

あんなに支えられたから今があるとか、

苦労した過去を振り返えることによって、

今の小さな幸せを感じる。

そうなのよね。

16年前の今の時間、まあちゃは、

集中治療室の前の廊下の硬い椅子に座って

悲しくて悔しくて切なくて寂しくて不安で泣き濡れていた。

今のまあちゃはといえば

こんなふうにパソコンの前に座り、

掲示板に書き込まれた言葉たちに笑ったり

考えたり教えられたり、楽しい自分時間をもっているのよね。

今も、向こうの部屋からね、

テレビを見てる夫との笑い声が聞こえたわ。

16年経った今、我が家には、こんなふうに

少しの幸せ時間が流れているわ。

こんなふうに

これからも、静かに時は流れていくのよね。

どちらが先何に逝くかは分からないけれど

永遠の別れが来たときに、言葉は交わせなくとも

お互いの気持ちは十分に伝わりあえるそう思うのです。

 

2007.09.10