空の蒼

 

少し前までは、

電車を待っているホームで

手を後ろに組んだり、ダランと下げたり

ポケツトに手を突っ込んだり

そんな格好で、空を見上げていた人が

多かったような気がするわ。

見上げた空は、蒼かったり、どんよりしていたり

雨が落ちていたかもしれないし

小雪が舞っていたかも知れない

そして、

ギンギラの太陽が差し掛かっていたかもしれない

そんな光景を

帰宅して「きれいな空だったよ」とか

伝えていたような気がするのよね

そして。会話が弾んでいったそんな気がするのね。

最近は、俯いて、手にした携帯に

目を落としている人が多くなったわ。

空を見ようともせずに俯いて

しきりに指を動かしているのよね

電車に座れば前の座席では五人が五人とも

携帯に目を落としている

唇横に引いたり、しかめつらしたり、首をかしげたり

一喜一憂の顔が並んでいたわ。

窓外には、チラホラと花が咲き始めているのに

そんな光景も見ずにネットの海で遊んでいる

本当の人間関係ってなんだろうってふと思ってしまったの・・・。

 

20080.3020