埋葬

 

色のなかった野原に温かな風がすこし吹いて、

桜はほころびはじめたわ。

愛犬パータを桜咲く墓地の脇へ今日埋葬しました。

いつまでも、側においてはいけない、土に還してあげなければ、

そう思って、骨壷からお骨を取り出し、頭の部分を上にして

オレンジ色の薄い紙に包みました。

先祖代々の墓地の脇の生垣の下に埋葬して、

黒い手ごろな石を置いたのね。

「パータ10年したらもしかして15年したら、20年かも・・

そしたら側に来るからね」と言ったら、

息子が「パータの脇へお母さんを埋葬すれば良いの」って言うのよ、

だから

「えっまさか、ワタシは墓地へ埋葬してよ」と釘をさしたわ。

ご先祖様に「パータが仲間入りしますのでかわいがってね」と言いました。

やっと、何かが吹っ切れた・・そんな感じがするのね。

【お骨は清流に流せば良い】そんなふうな話も聴いたけれど

汚い川に流すのは、忍びなくて・・・・。

墓地の側へ埋葬したのです。

バラの花を置こうと思ったけれど目だってしまうので、

近くに黄色のジュータンのように咲いていた蒲公英と綿毛を

埋葬した上に沢山沢山置きました。

そしたらきっと・・・・。

埋葬した場所にこれから巡り来る春、きっと蒲公英が咲き乱れると想うのね。

パータ安らかに眠ってください。

 

合掌

 

2009..04..05(日)晴れ