やはり

 

パータが逝って5ケ月。

あの年末の慌ただしい中での葬儀

そして

桜の花が咲誇るなかの埋葬。

備えたタンポポの鮮やかな黄色。

そう・・・・パータは土に還っていったわ。

 

聞こえない耳を立て

微かに見える目を見開き、

ヨワタヨタと歩く姿を見て

もう、二度と犬は飼わないと思ったのよね。

パータの思い出を大事にしていこう・・・。

そんなふうに想っていたわ。

けれど

寂しい気持ちは募るばかりだったし、

パータとともに散歩を欠かさなかった夫は

散歩相手ががいなくなったとばかりに

散歩をやめてしまって、日がな碁盤とニラメッコしているのね

ワタシと二人で散歩を始めたけれど。

「いいよ いやだ」の一言で、数回で終わってしまったわ。

どうしたら、また、散歩に行くのかなぁ

歩くというリハをやってくれるのかなあ

散々、いっぱい、いろいろ思いを巡らせたの。

そして

「ねぇ。可愛い犬が、家にきたら散歩に行く?」と聴いたら

直ぐに

ニコニコお顔で  「うんうん」と頷いたのよね。

だからいろいろ考えたの。

そして、

写真盾の中からこっちを見ているパータと話をしたわ。

「ねえパータ、弟が来てもいいかなあ、お父さんね散歩いかなくなっちゃったんだよ」

パタから答えが返ってくるはずないけれど。

パータに何回も話かけたわ。

話していくうちに、はっきりパータが頷いたのを感じたのね。

 

 

そして

トイ・プードルの雄を我が家に迎えたのです。

迎え入れた日は4月8日。

その日、

パータの写真に向かわせて、

「マークです。これからお父さんお母さんと遊んであげます」

そんなふうに

まずはご挨拶させたわ。

色はレッド

名前はマーク。

現在の体重2.8キロ

 

三回目のワクチンが済んで二週間経って

やっと、お散歩デビューしたのね。

毎朝、毎夕、20分ほどの散歩が始まったわ。

夫が歩いてくれ始めたことに、ほっとしてるワタシです。

 

犬は買わない

犬は飼わない

なんて言っていたけれど

 

やはり

買って飼ってしまいました。

 

 

2009.06.04