8ミリの石は、腎臓の底辺で、腕組して

居眠りしているのかもしれない

時々、モソモソ動いては、まあちゃに痛みを与えているわ。

何時になったら、出てくるのかな?

早く出て来いよん・・・・。

 

そんなこんな、いろいろと、考えていたら、

16年前に、亡くなった母に、無性に会いたくなった。

とてもとても会いたくなった。自分が母であることも忘れて、

一人の娘として、物凄く母に逢いたくなった・・・・。

机の引き出しをあけ、母の遺した十数冊の日記帳を手にとって、

そっと、開いたら、在りし日の母が、日記の中で、

笑ったり、泣いたり、怒ったり、拗ねたり、

忙しく動き回っていた。

熱が出て氷枕が欲しいのに、夫は作ってくれないと、泣いてたり、

お祭りの山車をみて、孫たちは大騒ぎして楽しいなぁ・・・・・とか

美容院へ行って、サッパリしたとか・・・。

ありありと、生き生きとした、我儘な可愛い母がいた。

万年筆で書かれた母の文字は、流麗でとても女らしい文字。

あるページを開いたら、ホツリと涙の後があった・・・・。

インクの文字が滲んでいる、書きながら、ポトリ落とした涙の跡

花火大会なのに、誰も来ない、一人ベランダで見上げる

大輪の夜空の花を見ていたら、涙が出た、正直、さみしいよ。

母は待っていたのだろうな、母のそのときの寂しさが

今のまあちゃには、手に取るように分かるわ。

日記に向かって、思わず【ごめんね】と言ってしまった。

母は、自分の感情を日記に叩きつけていたんだな。

今のまあちゃと一緒だ・・・・(^^♪

そして

「カアチャン。あのね ワタシね」と母に語りかけた。

母に逢いたくなったら、日記を開こう。

それがいい、それがいい♪

 

亡き母の日記読み終え眠る夜の
  夢にて母と語らいし我。

 

2006.0301