桜花

 

3年前の今頃、庭に「まあちゃ桜」と名づけて

ソメイヨシノを植えたけれど、翌年に花をつけて・・・

そして、何にやられたのか「まあちゃ桜」は急激に枯れて

ポキンポキポキと折れて、姿を消してしまったのね。

そして

もう一度植えてみようと想い、桜祭りの植木市へ出かけて

昨日、一本1300円の桜木を買ったわ。

二本くらい植えようかなと思ったら、

植木市のオバちゃんは、「一本で沢山だよ」って言ったのよね。

売る気があるのか、ないのか・・・・・。

そしてね

さして、広くない庭の中を右往左往して、

やっと場所を決めたのね。

この桜が大木になる頃は、

もう、まあちゃは、この世に存在しないけれど、

桜は・・・残るのよね。

先日、一人暮らしで、誰にも看取られずに逝ったAさんが、

丘の上に数十本の桜を植えていたわ。

もう、植樹して10年ほど経つけれど、見事に咲いて、、

今は、五分咲きなのよ。

山の緑と菜の花の黄色と、そして薄桃色の桜。

暖かな風の中・・・・

桜木の中をヒヨドリが飛び交っているのよね

近所の方たちは、お弁当を持って、その桜の下で

お花見をしているわ。

きっと、Aさんは、そんなこと想いながら

植えたのだろうなって思ったのね。

Aさんは、逝ってしまったけれど、人々の口から・・・

「Aさんの桜」そんなふうに名づけられているわ。

まあちゃが植えたのは、たった一本だけれど、

何十年もたったときに

「まあちゃ桜」って言ってもらえるかなぁ。

 

2006.04.05