同じ味

 

この間、「ワタシのキャラブキ食べてみる」と

娘のような友達から、キャラブキをいただいたのね。

買い入れたものと違って、味は、彼女独特の味だったわ。

それぞれの味があるのだなって思ったのね。

 

農協の売り場に、細い細い蕗があったから、

キャラブキを作ってみようかなって思ったの。

こんな気持ちは初めてだったわ。

この季節になると、

いつもいつも、義母さんが作ってくれていたのよね、

作っているところを、チラリチラとみていただけで、

決して,まあちゃは作ろうとはしなかったのよね。

細い蕗を湯通しして、生醤油で煮てみたわ。

たしか、

味の素を加えていたなぁ?

ハイミーだったかな?

煮詰めて煮詰めて、

やがてキャラブキが出来上がったわ。

黒い中に少しの緑を残した

シャキシャキの歯ざわり

夫さんは、口にした途端

「あっ、あーーー」て、言ったのね。

「ねっ、ハルちゃんの味に似ているねえ」って言ったら

「うんうん」と、嬉しそうに食べていたの・・・・・。

「塩分摂りすぎるからすこしづづね」。

でもね

とってもうれしそうに食べていたのよ。

 

不思議なものよね。

同じ味に出来てしまうなんて・・・・。

まるで、傍に、義母ハルちゃんが来ていたみたいだった。

懐かしい味に自分で作って出会えたことが

すごくすごく嬉しかったの・・・・・。